医療機関等との関係の透明性に関する指針
小野薬品工業株式会社(以下、当社といいます)は、2018年4月に施行された臨床研究法の趣旨と目的を理解し、日本製薬工業協会「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」の主旨に賛同し、日本国内の当社グループ(以下、当社グループといいます)の活動が、医学・薬学をはじめとするライフサイエンスの発展に寄与していること、また、高い倫理性を担保した上で行われていることについて広く理解を得ることを目的として、当社グループが医療機関等(※1)に対して行った支払いを、以下により公開します。
1. 公開方法
当社コーポレートウェブサイト等を通じて当社グループ分を合算して公開します。
2. 公開時期
各年度(4月1日~3月31日)における支払いを、決算発表後準備が整い次第、公開します。
- 「医療機関等」とは、以下を指します。
- 医療機関
病院、診療所、介護老人保健施設、薬局、その他医療に係る施設・組織(保健所、地方公共団体[学校]、健康保険組合など) - 以下の研究機関
- 医療機関に併設されている研究部門(例えば国立がんセンター内の研究所、国立循環器病研究センター内の研究所等に設置されている研究部門)
- 大学の医学・薬学系部門、ARO(Academic Research Organization)
- 大学の理学・工学等におけるライフサイエンス系の研究部門
- その他のライフサイエンスの研究部門(医薬基盤研究所、産業技術総合研究所、理化学研究所等)
- 医療関係団体
医師会、薬剤師会、医学会、薬学会等の他、公正競争規約運用基準の「団体性の判断基準」による団体性のある医療関係団体で「○○研究会」等の名称を問わない。 - 財団等
- 医学・薬学系の財団法人等(社団法人、財団法人、会社法人、NPO 法人、社団等)
- 特定臨床研究の研究資金等の管理を行う団体(CRO なども含む)
- 医療関係者等
- 医療担当者(医師、歯科医師、薬剤師、保健師、看護師、その他医療・介護に携わる者)
- 医療業務関係者(①を除く医療機関の役員、従業員、その他当該医療機関において医療用医薬品の選択または購入に関与する者)
- 医学・薬学系の他、理学、工学等におけるライフサイエンス系の研究者
3. 公開内容
以下のA.~E.に該当する支払いについて公開します。
A. 研究費開発費等
研究費開発費等には、臨床研究法、医薬品医療機器等法におけるGCP/GVP/GPSP省令等の公的規制や各種指針のもと実施される研究・調査等に要した費用が含まれます。
提供した資金等は、各項目の年間総額とともに以下のとおり公開します。
なお、2019年3月末までに契約を締結した研究については、該当する規定を以下の項目に読み替えたうえ、公開します。
特定臨床研究費(※2) | 提供先施設等の名称等(※3) | ○○件○○円 |
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倫理指針に基づく研究費(※4) | 提供先施設等の名称(※5) | ○○件○○円 |
臨床以外の研究費(※6) | 年間の件数・総額 | 提供先施設等の名称 |
治験費 | 提供先施設等の名称(※5) | ○○件○○円 |
製造販売後臨床試験費 | 提供先施設等の名称(※5) | ○○件○○円 |
副作用・感染症症例報告費 | 提供先施設等の名称(※5) | ○○件○○円 |
製造販売後調査費 | 提供先施設等の名称(※5) | ○○件○○円 |
その他の費用 | 年間の総額 |
- 「特定臨床研究費」とは、臨床研究法に定義される特定臨床研究の契約に基づいて支払った費用をいう。
- 「臨床研究識別番号」「資金の提供先」「研究実施医療機関名」「研究責任医師名」等を公開する。
- 「倫理指針に基づく研究費」の「倫理指針」とは、“人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(生命・医学系指針)”を指す。
- 「提供先施設等の名称」は契約内容に基づいて「施設名」「施設内組織名」「個人の所属・役職・氏名」を公開する。
- 「臨床以外の研究費」とは、特定臨床研究、倫理指針に基づく研究、治験および製造販売後調査等以外の研究であり、いわゆる「基礎研究」や「製剤学的研究」などに要した費用をいう。
B. 学術研究助成費
学術研究の振興や研究助成を目的として行われる奨学寄付金、一般寄付金、及び学会等の会合開催費用の支援としての学会寄付金、学会等共催費等。
提供した資金等は、各項目の年間総額とともに以下のとおり公開します。
奨学寄付金 | ○○大学○○教室 | ○○件○○円 |
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一般寄付金 | ○○大学(○○財団) | ○○件○○円 |
学会等寄付金 | 第○回○○学会(○○地方会・○○研究会) | ○○円 |
学会等共催費等(※7) | 第○回○○学会○○セミナー | ○○円 |
- (※この項には、臨床研究法で公表を義務付けられている情報も含む)
- 「学会等共催費等」2022年度公開分より、従来の「学会等共催費」に広告料、展示ブース出展料などの費用等を含めて公開いたします。
C. 原稿執筆料等
自社医薬品をはじめ医学・薬学に関する科学的な情報等を提供するため、もしくは研究開発に関わる講演、原稿執筆や監修、その他のコンサルティング等の業務委託の対価として支払われる費用等。
提供した資金等は、各項目の年間総額とともに以下のとおり公開します。
講師謝金 | ○○大学(○○病院)○○科○○教授(部長) | ○○件○○円 |
---|---|---|
原稿執筆料・監修料 | ○○大学(○○病院)○○科○○教授(部長) | ○○件○○円 |
コンサルティング等業務委託費 | ○○大学(○○病院)○○科○○教授(部長) | ○○件○○円 |
- (※この項には、臨床研究法で公表を義務付けられている情報も含む)
- (注)2019年度支払分からの公開情報より、閲覧請求を要しない公開方式に変更します。
D. 情報提供関連費
医療関係者に対する自社医薬品や医学・薬学に関する情報等を提供するための講演会・説明会等の費用。
講演等会合会費 | 年間の件数・総額 |
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説明会費 | 年間の件数・総額 |
医学・薬学関連文献等提供費 | 年間の件数・総額 |
E. その他の費用
社会的儀礼としての接遇等の費用。
接遇等費用 | 年間の総額 |
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患者団体との関係の透明性に関する取り組み
患者団体との関係の透明性を確保するため、当社が関与している事実を明らかにし、資金提供については、その目的、内容等を書面にて記録を残すことにより、社会からさらに高い信頼性を得られる企業となるべく、「患者団体との関係の透明性に関する指針」を策定し、本指針に基づいて患者団体への資金提供・支援情報を公開します。
また、当社が行う患者団体とのあらゆる活動は、日本製薬工業協会で定める「製薬協企業行動憲章」、「製薬協コンプライアンス・プログラム・ガイドライン」、「医療用医薬品プロモーションコード」、「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」、「患者団体との協働に関する行動指針」をはじめとする関係諸規範およびその精神に従います。
1. 公開の時期及び方法
各年度(4月1日~3月31日)における支払いを、決算発表後準備が整い次第、当社コーポレートウェブサイトを通じて公開します。
2. 公開の範囲と内容
A. 直接的資金提供
- 対象:寄付金、会員・賛助会員費、協賛費、広告費等
- 内容:直接的資金提供を行った患者団体名及び費用項目ごとの金額を記載します。
但し、費用項目の立て方は当社の判断に基づいています。
寄附 | ○○○会 | ××万円 |
---|---|---|
△△△会 | ××万円 | |
賛助会費 | ○○○会 | ××万円 |
△△△会 | ××万円 | |
広告費 | ○○○会 | ××万円 |
△△△会 | ××万円 |
B. 間接的資金提供
- 対象:・患者団体支援を目的とした企業主催・共催の講演会、説明会、研修会等に伴う費用
・患者団体支援に関連して外部業者に委託した費用 - 内容:間接的資金提供を行った患者団体名及び間接的資金提供総額を記載します。
年間総額 | ××万円 |
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提供団体 | ○○○会、△△△会、○○を守る会 |
C. 会員会社からの依頼事項への謝礼等
- 対象:講師、原稿執筆・監修、調査、アドバイザー等の費用
- 内容:当社から依頼を行った患者団体名及び費用項目ごとの金額を記載します。但し、費用項目の立て方は当社の判断に基づいています。
講師謝礼 | ○○○会 | ××万円 |
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△△△会 | ××万円 | |
原稿執筆・監修料 | ○○○会 | ××万円 |
△△△会 | ××万円 | |
アドバイザー謝礼 | ○○○会 | ××万円 |
△△△会 | ××万円 |
D. その他
- 対象:労務提供の有無
- 内容:提供した患者団体名を記載します。
労務提供団体 | ○○○会、○○を守る会、△△患者の会 |
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