当社は患者さんとその家族をはじめとして、広く人々の健康に資するために、さまざまな活動に取り組んでいます。今後も人々の健康の一助になるさまざまな活動に、継続的に取り組んでいきます。
コンテンツやアプリを通じ、継続的に医療に役立つ最新の情報を広く発信しています。また、疾患啓発や正しい情報の発信を目的として開催される疾病関連の市民公開セミナーへの協力・開催も行っており、2021年度はリウマチ、がん、糖尿病などの領域を中心に5回Webで実施し、約700名の方が参加されました。
提供コンテンツとアプリ | 取り組み内容 |
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「患者さんとご家族の皆さまへ」 | 身近な病気の具体的な症状や治療、普段心がけることを解説するサイトを運営 |
「ONO ONCOLOGY(一般・患者さん向け情報)」 | 監修医の協力を得て、がん領域の疾患や治療、がん免疫の概念を学ぶことができるサイトを運営 2020年度は、科学的根拠に基づいた適切な情報提供を行うことで、コロナ禍でのがん患者さんの治療や生活のサポートを行うことを目的ジに「がんと新型コロナウイルス~感染拡大下における留意点~」のページを新たに追加 |
「笑顔とこころでつながる認知症医療」(2022年3月末にサイト閉鎖) | 治療や介護に携わる方たちとともに認知症を考えるサイトを運営 |
「バアちゃんの世界」 | 認知症啓発ショートムービーの公開 |
生活習慣病患者さん用のアプリ(2021年6月末に提供・運用を終了) | 生活習慣病の患者さんのサポートを目的としたスマートフォン用アプリケーションソフトの無償提供 |
「ふくサポ®」(副作用管理支援デジタルツール) | 免疫チェックポイント阻害薬で治療を受けている患者さんの体調管理を通して、副作用(特に免疫関連有害事象)の早期発見・早期治療の手助けとなる支援ツールの無償提供 |
2014年度から、CSR活動の一環としてリレー・フォー・ライフに参加しています。リレー・フォー・ライフは、日本対がん協会とリレー・フォー・ライフの全国実行委員会が実施しているチャリティ活動であり、がんと向き合い、がん征圧を目的として、実施されているものです。当社の研究所や工場、営業所がある開催場所を中心に、積極的に参加しています。
2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により 、大半のエリアでリレー・フォー・ライフの開催が中止となりました。毎年このイベントを心待ちにしているがんサバイバーや参加者の方々の想いを繋ぎ、がん患者さんとそのご家族への支援を継続するために、例年のリレー・フォー・ライフに代わってセルフウォークリレーが開催されました。
セルフウォークリレーはスマートフォンにアプリを登録し、各自が感染対策を講じながら歩き、その合計歩数が『がん相談ホットライン』の運営支援(65,000歩につき1件分)に繋がるという、誰でも参加できるチャリティイベントです。2021年度は当社主催の「小野薬品セルフウォークリレー」を立ち上げ、当社からも全国294名の社員が参加し、合計歩数は38,285,505歩(がん相談ホットライン:589件分)になりました。
当社は2014年度より、難病の子どもの夢の医療ケア付キャンプ場「そらぷちキッズキャンプ」(北海道滝川市)の賛助会員として継続的にサポートしています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により、キャンプ運営を縮小せざるを得なくなった中での新しい企画「スノーギフト」へのサポートを行いました。スノーギフトはキャンプ場の雪を箱に詰めて、雪の降らない地域の病院などに届けて雪遊びをしていただくという企画ですが、病院内でのスムーズな荷物の受け渡しができなかったケースがありました。そこで、日頃から病院に訪問・活動している当社MRが荷物を受け取り、医療機関の担当者へ直接「雪」を届ける「雪運びボランティア」としてのサポートを行いました。
2021年度は2022年1月~3月にかけて、当社のMRが6つの医療機関において担当者にスノーギフトを手渡しで届け、雪に触れる機会のない入院中の子どもたちに雪遊びの楽しさをプレゼントすることができました。後日、雪遊びをした子どもたちや保護者、医療スタッフから喜びの声が届けられ、参加した社員からは、「楽しみ(雪)を届ける」お手伝いができてよかったとの感想が寄せられました。
台湾小野薬品(OPTW)では、新型コロナウイルス感染症拡大のため、患者さんと一緒に行う活動ができませんでしたが、継続的に患者さんに貢献したいとの想いから、「Secret Santa」と題し、病気と闘う子どもたちに向けて、子どもたちの発育や教育に役立つクリスマスプレゼントと手作りのメッセージカードを贈りました。また、2020年度に引き続き、台湾癌症基金会への寄付も行いました。(同日に行ったビーチのクリーン活動はこちらをご確認ください。)
当社では、本社をはじめ各研究所、各工場において、日本赤十字社の献血活動に積極的に協力しています。2020年度、2021年度は新型コロナウイルス感染症拡大により実施拠点は減少しましたが、十分な感染対策を行い、活動を実施しています。