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事業活動を通じて社会の持続的な発展に貢献します

写真 代表取締役社長
相良 暁

当社は、1717年(享保2年)の創業以来、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、薬業一筋に邁進してきました。真に患者さんのためになる医薬品を開発して社会に貢献するために、これまで克服されていない病気や、いまだ患者さんの治療満足度が低く、医療ニーズの高い疾患領域に挑戦し続けています。

2022年3月にはサステナブル経営方針を策定し、医薬品の研究開発を通して人々の健康に貢献するとともに、次世代への豊かな地球環境の保持、いきいきと活躍できる社会の実現、透明性の高い強固な経営の確立など責任ある事業活動を通して、持続可能な社会の実現に挑戦し続けます。

2022年度は引き続きコロナ禍での事業活動となりましたが、製薬企業としての使命を果たすべく、感染防止と医療現場への負荷軽減対策を講じつつ、医薬品の安定供給に努めてまいりました。また、医薬品企業として医療アクセスの改善についても重要と捉えており、いまだ医療ニーズが満たされていない希少疾患や難病、小児患者さんのための医薬品の研究開発などを推進しています。

また近年、異常気象をはじめとする地球温暖化の問題が深刻化しており、気候変動対策は国際社会の重要な課題となっています。環境に対する企業の社会的責任を認識し、豊かな地球環境の保持に向けて、事業活動の全分野において環境に配慮していくことが重要と考え、2019年6月に中長期環境ビジョン「ECO VISION 2050」を策定しました。2050年にめざす姿として「製薬業界における環境リーディングカンパニー」となることを掲げ、「ECO VISION 2050」の実現に向けて、「脱炭素社会の実現」、「水循環社会の実現」、「資源循環社会の実現」の3つを重点項目と定め、温室効果ガス排出量、水使用量、廃棄物排出量についての具体的な中長期削減目標を設定しました。2023年3月にはその取り組みを加速するために目標の見直しを行い、自社(Scope 1+2)のカーボンニュートラル(カーボンオフセットでの相殺による排出量実質ゼロ)を2025年度までに達成するという目標を新たに設定するとともに、自社の温室効果ガス排出量ゼロの達成年度を2050年から2035年に前倒しする新たな中長期環境目標を設定し活動を進めています。2019年10月には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言への賛同を表明し、提言に基づく適切な情報開示を進めています。2020年6月には事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達するという目標を掲げる企業が加盟する国際イニシアチブ「RE100」に加盟しました。「RE100」への加盟は「ECO VISION 2050」目標達成に向けた重要なステップであり、再生可能エネルギーの調達、利用拡大に向けた取り組みをさらに強化していきます。

国連において採択されている持続可能な開発目標(SDGs)に対しても、開発目標の「3 すべての人に健康と福祉を」、「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「17 パートナーシップで目標を達成しよう」を最重点目標とし、社内外と連携をとりながらその達成に向けての活動を推進しています。

わたしたち小野薬品は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと熱き挑戦者であり続けます。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

小野薬品工業株式会社 経営企画部 兼 CSR推進室, 小野薬品工業株式会社 CSR推進室, system