トップメッセージ
事業活動を通じて社会の持続的な発展に貢献します
滝野 十一
当社は、1717年(享保2年)の創業以来、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、薬業一筋に邁進してきました。いまだ克服されていない病気や、患者さんの医療満足度が低く医療ニーズの高い疾患領域に挑戦し、真に患者さんのためになる医薬品を創出することにより社会に貢献していきます。
2021年度には、次の100年に向け、新たにサステナブル経営方針を策定しました。本業を通じた「人々の健康への貢献」に加え、「次世代への豊かな地球環境の保全」、「いきいきと活躍できる社会の実現」、「透明性の高い強固な経営の確立」の方針のもと、持続可能な社会の実現に挑戦し続けてまいります。また、サステナブル経営方針のもと、マテリアリティを特定し、財務と非財務を統合した経営の推進を図っています。
人々の健康への貢献
世界のトップサイエンティストと協働して革新的な医薬品の研究開発に挑戦し、医薬品を安心・安全・適切に患者さんに提供していきます。また、エビデンスに基づいた次世代ヘルスケア事業によって人々がより健やかに生活できる社会の実現に貢献します。
次世代への豊かな地球環境の保全
環境に対する社会的責任を強く認識し、地球環境にやさしい技術を積極的に取り入れ、ビジネスパートナーとともに、次世代に豊かな地球環境を引き継ぐべく活動していきます。
いきいきと活躍できる社会の実現
当社は、あらゆる事業活動において、すべての人々の権利を尊重し、人々がいきいきと活躍できる社会の実現に貢献していきます。さらに、人的資本の拡充を通じて多様性の向上と一体感の醸成を同時に実現できる組織風土の創造を目指し、個の力を結集してイノベーションの創出につなげていきます。
透明性の高い強固な経営の確立
コーポレート・ガバナンスを通じて強固な事業基盤を構築します。法令遵守はもとより、コンプライアンス体制の強化や適切なリスク管理を通じて、透明性の高い事業活動を行うことによりサステナブルな社会の実現に貢献します。
これらの取り組みを通じて当社が目指す社会は、国連において採択されている持続可能な開発目標(SDGs)が目指す社会と一致しています。開発目標の「3 すべての人に健康と福祉を」、「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「17 パートナーシップで目標を達成しよう」を最重点目標とし、社内外と連携をとりながらその達成に向けての活動を推進しています。私たち小野薬品は熱き挑戦者として、患者さんを含めた社会との関わりを大切にし、持続可能な社会の実現を目指して歩み続けます。